求人票を見ていて、実際に給料がいくらなのかイマイチ分からない…
転職先は給料upするんだよね?
子供の学費も自分の老後も不安…給料up出来る転職先を見つけたい
リハビリ職種(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)でもっと給料が高ければなー
と思う方は多いと思います
リハ職の年収は全労働者平均よりも低いです(※令和2年賃金構造基本統計調査を参考)
求人票を見るんだけど、項目がありすぎてよくわからない。
月給が高ければいいんだよね?
そんな単純な話ではありません
月給が高く記載されていても、実は残業代が含まれていたり、勤務日数・勤務時間が長い場合があるので、要注意です
月給が高いと思ったら、単純に長時間労働で、今の職場よりも時給にしたら低い場合もあります
私(hamaguri)は転職経験のある理学療法士です。私も給料upも目的に転職して年収50万以上upすることが出来ました。
本記事ではハローワークの求人票画像を参考に求人票で見るべきポイントを【給料】項目に絞ってお伝えしていきます。
原則を知っておけば、他の転職サイトや公式ホームページなどの給料項目についても自身で見極めることが出来るようになります。
求人票の画像付きで見る9つのポイントをお伝えしていきます。
リハビリ職の求人票から給料を読み解くポイント9選【ハローワーク画像】
あんまハローワーク見ないんだよね…
という方も
- 基本給
- 固定給
- 固定残業代
- 昇給
- 賞与
- その他の手当
- 通勤手当
- 勤務日数
- 休日
自分の給料やワークライフバランスが取れそうか、確認・予想が出来るようになります
9つのポイントがありますが、大きく3グループに分けて解説していきます
- 基本給・固定給⇛1〜3
- 基本給・固定給以外⇛4〜7
- 勤務日数と休日⇛8・9
実際のハローワーク求人票で給料を見るなら
でも、結局働いて見ないと経験年数だって違うんだから、分からないでしょ?
確かに経験年数をどの程度反映しているか、学歴による給料の差(大卒・専門卒)がいくらか、など求人票からは分からないことも確かにあります。
ただし、おおよその給料が分かれば、詳細については直接問い合わせたり、転職サイト・エージェントを利用したりして確認をとる、次の行動に移れます
漠然と求人票を眺めていても、不安は解消されませんし、次に何を確認すればよいのか分からないままです
月額の給料(基本給+固定給)
ハローワークでは
月額=a基本給+b固定手当+c固定残業代
で計算されます
上記の計算式で勤務していれば毎月確実に貰える給料となります(短時間勤務や欠勤した場合を除く)
基本給
基本給はそのまま給料の軸となる金額です
ボーナス(以下、賞与)に影響します。
賞与=基本給×○ヶ月分とするので、基本給が低くて、固定手当が多い場合には毎月の給料が同じでも賞与が低い場合もあるので要注意です。
固定手当
理学療法士・作業療法士・作業療法士なら、勤労手当・資格手当など、毎月必ず定額で貰える手当となります
感覚としては基本給みたいな感じですが、賞与の計算からは除外されます
固定残業代
企業側が一定の残業代を決めておき毎月定額で貰える残業代となります
残業を全くしなくてもこの固定残業代は支給されます
ただし、どんなに沢山残業しても残業代は支払われないことが多い
固定残業代が設定されている場合には、
- 実際の残業時間は?
- 長時間残業した場合は?
どのような対応となるのか事前に確認が必要です
基本給・固定給以外で見るポイント
- 年収は上がりそうか?
- 手当はしっかりしているか?
- 将来的にも給料は増えそうか?
を基準に見ていきましょう
将来的に年収は上がりそうか?
- その他手当
- 通勤手当
- 昇給
- 賞与(ボーナス)
の項目を確認します
手当はしっかりしているか?
休日出勤手当や扶養手当、住宅補助などの金額を確認しておきましょう
記載されていない手当も多いので、自分に関連しそうな手当はどうか、自身で問い合わせor転職サイト・エージェント経由で確認します
ハローワークの窓口でも対応可能かもしれません
将来的にも給料は増えそうか?⇛昇給
昇給「なし」のこともあるので、「なし」の場合は現状以上に昇給はまず望めません
昇給「あり」が良いと思います
また、昇給金額も0円〜という所もありますし、0〜3,000円など低額の所もあるので確認しておきましょう
出来れば、昇給10,000円以上を狙える職場が良いと思います
賞与(ボーナス)
賞与は前年度実績が記載されていることが多いので、年収upが期待できるのか計算してください
『賞与=基本給×○ヶ月分』 で計算されます
ただし、賞与は毎年必ず同額支給される訳ではないので、減額やゼロとなる可能性があることは理解しておいてください
勤務日数と休日
- 月平均労働日数
- 年間休日数
- 休日等
を確認します
月給は高くても実際に勤務日数が多ければ、給料upとは言えませんよね
月平均労働日数
完全週休2日制としていれば、4週8休で毎月8日以上が休日になると思います
月平均労働日数が22日以下で有ることがまずは一つの基準になります
年間休日数
年間休日数を確認しましょう
- 104日(完全週休2日のみ)
- 120日(完全週休2日+祝日)
- 125日(完全週休2日+祝日+年末・夏季休暇)
が目安となる年間休日となります
2021年は土日と重ならない祝日・振替休日は15日、2021年は土日・祝日休みであれば119日休日となります。
令和2年就労条件総合調査を参考にすると完全週休2日制が全体の44.9%、従業員数1,000人以上65.8%、300〜999人は55.2%、100〜299人は50.9%、30〜99人は41.4%。
⇛従業員数が多い方が休日が多い傾向にあります
よく『週休2日』と『完全週休2日』を勘違いしている方がいます
- 週休2日=1ヶ月の間で週休2日が1回以上ある(毎週2日休みでは無い)
- 完全週休2日=毎週必ず2日間休み(曜日や祝日は分からない)
- 完全週休2日(土・日)=毎週必ず土・日曜休み(祝日は休みか分からない)
- 完全週休2日(土・日)・祝日=毎週必ず土・日曜休み+祝日休み
現在の職場や転職先候補と比較してみてください
ハローワーク以外でも求人票から給料を読み解くポイントは同じです
ハローワーク以外でも求人検索は沢山しますよね
転職サイトの方をメインで利用している方も多いと思います
給料欄にかかれている内容がどこまで含んだ金額なのかを判断することが必須です
求人票にモデルケースなどとして、長時間残業していたり、扶養家族が多かったり、経験年数10年となっていたり、することもあります
繰り返しになりますが、記載されている給料がどこまで含まれているかを確認しましょう
見るべきポイントは今回お伝えした9つのポイントを確認してみてください
リハ職が給料upを目的に転職するなら年収も計算しましょう
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は給料が低い傾向にあり、給料upを目的に転職活動をする方は多いと思います
そこで大事になるのが【年収】です
月給は高いことが、必ずしも年収も高くなる訳ではありません
もちろん月給が高くなることは嬉しいですが、結局は年収としてupしていなければ生活に余裕は出来ません
具体的には
月給=基本給+固定手当+変動給
年収=月給×12+賞与
で計算しましょう
【まとめ】リハ職が給料を求人票から読み解くポイント9選
リハ職が給料面で求人票から読み解くポイント9選は
- 基本給
- 固定給
- 固定残業代
- 昇給
- 賞与
- その他の手当
- 通勤手当
- 勤務日数
- 休日
ハローワークの画像を参考にそれぞれの確認項目を見てきました
9ポイントのうち、
1〜3は基本給・固定給、4〜7は基本給・固定給以外、8・9休日等となります
- 転職して給料はupするかどうか
- 手当はしっかりとあるか
- 将来的にも給料upしそうか
- 休日は確保されているか
などのポイントで納得いくか確認してみてください
求人票では一見して月々の給料が高そうに見えても、年収は実は低いとか、休日が少ないということがあります
求人票の言葉が何を指しているのかを確認して、自分で年収や時給換算してみることで今の職場と転職先の候補を見つけてください
数年に1度転職するのも良いですが、やはりかなりのエネルギーとストレスになるので、今後長く働ける職場を探すつもりで給料面からもしっかりと確認して見ましょう
今、しっかりと調べておけば、後々長く勤務出来る職場に出会えると思っています
今回はこのへんで
ありがとうございました