【2022年】有効求人倍率から読み解くPT・OT・STの転職

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タクヤ(若手PT)

有効求人倍率ってなんとなく聞いたことはあるけど、知っておく必要ありますか?
知っておくと転職活動に何か使えるかな?
リハ職に関係ありますか?

有効求人倍率を知ることで転職のタイミング注意点を理解することが出来ます

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の方で有効求人倍率を調べているあなたはかなり優秀です!大抵のリハ職(PT・OT・ST)はなんとなく転職先を決めています

えしとく

私はブラック病院からホワイト病院へ転職成功し、ぬくぬく働いている経験年数約10年の理学療法士です

本記事では有効求人倍率とは?という基本から、有効求人倍率を使った転職活動を有利に進める考え方を知る事が出来ます

本記事を読むことで【転職活動のタイミング】や【なぜ転職先を慎重に選ばないといけないのか?】を知り、ホワイト職場への転職を成功率を高めることが出来ます

リハ職の有効求人倍率は他の職種と比較して、高い水準(求人数が多く、労働者側が選びやすい状況)です。しかし、その分どの職場を人手が足りず、ブラック職場の温床になりやすく、要注意です!詳しく見ていきましょう!

目次

有効求人倍率とは?

有効求人倍率=有効求人数÷有効求職者数

で求められ、有効求人場率=1.0であれば、働き手が欲しい(求人数)と働きたい(求職数)が一致している状況です。例えば2.0であれば、求人数は200あって求職者が100人いるというイメージです。

厚生労働省(一般職業紹介状況)が発表しており、公共職業安定所(ハローワーク)の求人数・求職数を元に算出しています

【ポイント】

○令和4年2月の有効求人倍率は1.21倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇。

○令和4年2月の新規求人倍率は2.21倍で、前月に比べて0.05ポイント上昇。

厚生労働省 一般職業紹介状況より引用

しかし、全てが正社員とは限らずにパートを含んだ総数で表しています。パートを除いた正社員の数値も出ていますが、その数値には契約社員が含まれており、純粋な正社員とは限らないのです。本記事では純粋な正社員の数値が出ていないことやパートで働きたいリハ職の方もいるため、

本記事の参考データ条件

  • 厚生労働省発表のデータ
  • 総数(正社員・契約社員・パートを含む)での数値を参考
  • 2022年4月時点(2022年3月29日公表)のデータを元にしています
  • 公共職業安定所に求人を出していない非公開求人があるという問題もあります

リハ職とは?

私は【リハ職=理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)】を指していますが、

厚生労働省編職業分類(ハローワークインターネットサービス)上、『医療技術者』に分類されます

医療技術者とは?

  • 診療放射線技師
  • 臨床工学技士
  • 臨床検査技師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 視能訓練士
  • 歯科衛生士
  • 歯科技工士

理学療法士のみといった統計データはなかったので、参考データとして読み進めていください

リハ職(PT・OT・ST)が有効求人倍率を知る理由

  • おおよその求人が出る時期を予想出来る→5月頃が最低となり、その後求人が増える
  • 有効求人倍率が高い→人手不足の職場が多い→ブラック職場のリスクあり

2022年4月調査時点で業種別の有効求人倍率を見てみましょう

  • 全職種平均:1.03倍
  • 事務全般;0.36倍(最低)
  • 保健師・助産師・看護師;2.04倍
  • 医療技術者(PT・OT・STなど);2.84倍

と労働者全体よりも明らかに高い傾向があります

えしとく

また看護師も人手不足が深刻化していますが、有効求人倍率の点からはリハ職のほうがヤバい感じです💦

5月に有効求人数・有効求人倍率が低くなりやすい→6月以降で新規求人を狙いに行く

2019年〜2022年2月までの有効求人数(青棒)・有効求職数(赤棒)・有効求人倍率(折れ線)を見ていきましょう

見ていくとおおよそ5月頃に有効求人数・有効求人倍率が低くなっている傾向が分かります

えしとく

転職先を探す上で、1年通して求人を出している職場はよほどの人手不足や離職率が高い傾向にあるので避けたほうが無難です

つまり、ホワイト職場の新規求人を狙ったほうが良いので5月以降の新規求人はチェックしていく必要があります

どの分野でも来年4月入社の職場が多いです。その求人を直前の1・2・3月に急遽募集ということはありますが、今年6月以降に採用試験があると予想しておいた方が採用人数も多い傾向にあり、有利に進められる

特にホワイト職場は離職する人も少ないので、どうしても狭き門になってしまいます

5月頃から求人が増えるということは…

  • 転職希望時期の1年前から転職活動を始める
  • 転職を決意していなくても情報は集めておく

ことをおすすめする理由です

転職のスケージュール感について詳しく知りたい方は【【超重要】円満退社する方法をスケジュール・時期別に4つのステップで解説】を見てみてください。円満退社を軸としていますが、年間スケジュールのイメージが付くかと思います

なぜ有効求人倍率が高いリハ職がブラック職場になりやすいのか?

基本的に有効求人倍率が高いということは売り手市場、つまり求職者の方が有利に職場を選べるということになります。例えば、2021年の医療技術者(PT・OT・STなど)有効求人倍率は2.84倍、年間通すと3倍前後を推移しています

つまり、1人の求職者に対して3社の求人があるという状況です

対して、職業計(労働者全体)は1.03倍でさは歴然💦

タクヤ(若手PT)

医療職って、転職・就職なんて選びやすいじゃん!

えしとく

と思ったあなた、その考え方は危険です。

新卒の時の就職活動を思い出し見てみると、他の学部の人や一般論としてのイメージとして何十社もエントリーシートを書いて、面接してなんてことを耳にしたことはありませんでしたか?でも、PT・OT・STの人が何十の病院や施設などの採用試験に申し込んだ人はいましたか?

えしとく

そうなんです。医療職は職場さえ選ばなければ、PT・OT・STとして働くことはそれほど難しい訳ではないんです。でも、「なぜ、あなた(昔の私)はブラックな職場にいるのでしょう?」「転職したい!」と思っているのでしょうか?

つまり、大抵の職場においては人手が足りない→リハ職は長時間労働や業務過多になりやすい業種なのです!

その点を知って、転職活動の臨まないとまたしてもブラック職場に転職してしまいます💦

【まとめ】リハ職が有効求人倍率を知っておくべき理由

  • 5月以降の新規求人を注意を払っておく(ホワイト職場の採用時期は短い)
  • 有効求人倍率が高いことは喜ぶポイントではなく、ブラック職場のリスク

例年のデータを見ていると、5月頃に有効求人数・有効求人倍率が低くなりがちであり、その後に出てくる新規の求人を狙っていくために来年の4月入社であっても5月ころから求人があるかどうかに注意を払い、調べていく必要があります!

リハ職(本記事のデータとしては臨床工学士等を含む『医療技術職』)の有効求人倍率は年間を通して、他の職種などよりも高い傾向にあります

ホワイト職場を目指すなら

  • 来年4月入社でも今年5月くらいから就職活動を開始する
  • 『有効求人倍率』が高い=慢性的に人手不足=業務量が多い・長時間労働を強いられる可能性あり

これだけでは転職先を決める指標にはなりませんので、

を参考にどうぞ。

今回はこの辺で

えしとく

少しでも理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の皆さんの転職の手助けになっていれば幸いです

ありがとうございました!

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