理学療法士(作業療法士・言語聴覚士)1年目なんだけど、もう辞めたいんですけど…
辛い、でも辞めてもこれからどうしたらいいのか分からなくて怖いんです…
明日行くのも嫌だけど、辞めたらもう続けられないのかな?
実は理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)などリハ職は慢性的な人員不足やパワハラなど人間関係によって、「辞めたい」と思っている人は多く、実際に辞めている人も多いんです。でも、新人ではどうしていいのかわからないため、不安・不満を抱えながら働いている方が多数派。
本記事では1年目の療法士(PT・OT・ST)が辞めたいと思った時に取るべき行動を具体的な5ステップで解説していきます!
合わせて、離職率や退職までの時間稼ぎの方法などもお伝えします。
本記事を読むことでただ理不尽に耐えるだけでなく、次の行動にうつすための準備ができるようになりますよ😁
私はサービス残業50時間以上・有給休暇ほぼなしから、残業ほぼなし・有休年間20日取得のホワイト職場へ転職しました!
新人療法士で少しでも今の働き方に不安・不満を持っている方は是非読んでみてください🙇♂️
1年目(新人)理学療法士・作業療法士・言語聴覚士で辞めたい時の具体的な手順
- 1年目で辞めたい理由をはっきりさせる
- 理学療法士自体を辞めたいと思っているか
- 【転職】【現状維持or異動】【休養】で辞めたいを解決出来るか
- スケジュールを考える
- 1年目でも【転職活動】【現状維持or異動】【休養】に向けて行動を始める
5ステップとした理由は【漠然と辞めたい】、もしくは【勢いで辞めてしまう】ことで、デメリットがあります
お金の不安などから
とりあえず、就職しないと💦
と焦ってしまい、またブラック職場に入職する可能性が高いからです。
①理学療法士・作業療法士・言語聴覚士1年目で『辞めたい』と思った理由をはっきりさせる
なぜ、今の職場を辞めたいと思っているのか、もう1度考えてみましょう。
辞める原因が分かれば、次の転職先を探す際や休養の必要性の判断材料になります。
例えば、
- 給料が低い
- 休日が少ない
- 業務量が多すぎる
- パワハラ・人間関係が悪い
- 研修会などの参加が強制される
辞めたい理由を整理することで、もし転職するなら給料upを狙うのか、定時で退社できる職場を選ぶのかなど、自分の中での譲れないポイントが分かってきます。
1年目PT・OT・STの転職で
- 給料が高い
- 休日が多い
- 残業が少ない
- 上司・同僚など人間関係が良い
など全て叶える転職は、非常に難しいです(経験・実績があっても難しいです💦)
②理学療法士・作業療法士・言語聴覚士自体を辞めたいと思っているか
①辞めたい理由で挙げた内容から職場が嫌なのか、リハビリという職業自体が嫌なのか、を分けて考えてみましょう!
- 残業が多い
- 土日に休みたい
- パワハラ・人間関係などで辛い
などであれば、職場が変われば解決します
リハビリ職自体が嫌になってしまった場合には他職種、一般企業も検討。
私もPT2年目に建築業界への転職活動を始めました(建築についてはド素人です)
建築士資格は勿論無いので、営業職希望しましたが…
業務内容や給料体系、業務量などわからないことだらけで結局は転職できませんでした…
でも、他職種への転職活動が今でも理学療法士を続けられている理由の1つです
- PT:職場によるが土日休みやすい→営業職:お客さん優先で土日勤務になりやすい
- PT:スケジュールを自分で決めやすい→営業職:お客さん優先で急な出勤・予定変更、休日でも電話・メールが入る
- PT:治療展開を自分で決められる→営業職:お客さんと建築家の間に挟まれる?
など
実は自分の場合は理学療法士が合っていたんだと思えました
- 職場にあるのか?
- 理学療法・作業療法・言語聴覚士自体の問題なのか?
③【転職】【現状維持or異動】【休養】で辞めたいを解決出来るか
理学療法士を続けるにしても、辞めるにしても、今のこの『辞めたい』『辛い』を
- 転職
- 現状維持or異動(今の職場で続ける)
- 休養
で解決する事ができるか考えていきます
例えば、辞めたい理由が
- パワハラ・人間関係→転職 or 休養
- 残業が多い →残業が少ない職場へ転職 or 現状維持で自分で効率的に仕事をするor 異動
- 土日に休みたい →365日体制じゃない職場へ転職
となります。
休養の場合は退職せずに傷病手当金をもらいながら仕事を休むことになります。毎月の給料(ボーナスは含まない)の3分の2が支給されます。基本は12ヶ月の平均となりますが、1年目など12ヶ月未満の場合にも支給対象になるので、職場や自分の加入する健康保険に確認してみてください。
支給開始日以前の加入期間が12ヵ月に満たない方の支給額は、次のいずれか低い額を使用して計算します。
①支給開始日の属する月以前の直近の継続した各月の標準報酬月額の平均②標準報酬月額の平均値
病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金);全国健康保険協会より
ステップ④スケジュールを考える
いつまでに退職したいですか?
いますぐ辞めたい!
ですよね?
ただし、
社会人1年目で殆ど貯金が無い方も多いのでは?
可能であれば、在職しながら転職活動がオススメです!
お金が無い状態で退職してしまうと、
お金を稼がなきゃ💦
生活が不安だから、とりあえず就職…
と焦ってしまい、自分の思ったような転職先を選ぶことが出来ません。
ただし、
- 精神的に病んでいる
- 職場に行くだけで体調が悪くなる
場合は『なるべく早く退職』もしくは『休職』しましょう!
自分の辞めたい気持ちの緊急性がどれほどが考えて、ある程度退職する時期を考えましょう
ステップ⑤PT1年目でも安全に【転職活動】【現状維持or異動】【休養】に向けて行動を始める
ステップ①〜③で考えてきた内容から、次の行動を決定して、スケジュールに合わせて、いざ行動です。
ステップ④スケジュールで
もう精神的に限界だ
と思った方は思い切って、一度休養を取って下さい
休養と言っても、今すぐ退職では無く【休業にして傷病手当金をもらいながら休養する】方法があります
協会けんぽ:病気やケガで会社をやすんだとき(傷病手当金)を参考に検討してみて下さい
【転職】【現状維持or異動】【休養】に向けた行動を始めましょう
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の1年目で辞めたい理由
なぜ、1年目でやめてしまいたくなるのか?
例えば、
- 業務量が多い
- ノルマがきつい
- 給料・待遇が悪い
- 人間関係・パワハラ
- 休日も研修会などに強制参加
辞めたい理由:①業務量が多い
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として働くと学生実習とは異なり、患者さん・利用者さんの治療だけではありません。
列挙しただけでも
- リハビリ
- 掃除
- 院内活動
- カルテ記載
- 委員会活動
- サマリー作成
- 他療法との相談
- リハビリ部内の業務
- 先輩への業務報告・相談
- カンファレンス準備・参加
- 部内の症例発表・講習会等
などなど挙げれば、キリがありませんが、新人といってもやる内容は大きくは変わりません。
そして、ほとんどが先輩・上司などに確認・報告が必要となるので、さらに業務時間としてはかかってしまいます。
そして、疲弊する…
辞めたい理由:②ノルマがきつい
職場によりますが、1日の単位数をノルマとして決められることがあります。
1日20単位をノルマとして課せらた場合、他の業務なんてできません!
そして、残業続きで疲弊する…
辞めたい理由:③給料・待遇が悪い
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の平均年収は労働者全体よりもやや低い年収です…
リハ職(PT・OT・ST)の平均年収:426万5,400円(令和3年賃金構造基本統計調査:厚生労働省)(視能訓練士を含む)
全労働者平均:約433万円(令和2年民間給与実態統計調査:国税庁)
職場によるので、一概には言えませんがなかなか給料が低くて生活するのが精一杯、残業代申請もちゃんとできない職場もあります。
新人時代の私も手取り17万円、残業は50時間以上しても申請は1〜2時間ほど、有給休暇はほとんど使えない…
私の給料について知りたい方は【【給料明細公開】理学療法士20代のリアルな手取り給料は…17万7,000円!】をご覧ください。
給料・待遇面で納得できない、業務量と合っていない!と思ってしまいやすい状況にあります💦
辞めたい理由:④人間関係・パワハラ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は職員同士の関係性も患者さん・利用者さんとも、コミュニケーションが必須の職業です。職業上、なるべく人とか関わらずに…なんてこともは不可能。
そうして、人間関係やパワハラなどからストレスを受けてしまいやすい職業です。
辞めたい理由:⑤休日も研修会などに強制参加
休日は『自己研鑽』として学会・研修会・勉強会などにほぼ強制参加としている職場も多く存在します。
休日なのに、ほぼ仕事をしているような形でどんどん疲弊してしまうんです。
知り合いではコロナ禍になり、対面での研究会ができないためオンラインでの研修会を職場で開催。ほぼ強制参加させられていると聞きます。
医療業界全体に言えることかもしれませんが、『自己研鑽』として休日まで縛られてしまい、プライベートが確保できず辞めたくなる方も多い。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士1年目でも辞めても良い理由
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士1年目でも辞めても良い理由は
- 辞める人が多く、転職しやすいから
- 失敗もまた経験になる・挽回できるから
辞める人が多く、転職しやすいから
実際に理学療法士1年目で辞める人っているの?
統計上は10人いれば3人くらい辞めています
そのため、転職先としても人員補充のために採用したいと思っている職場が多い。
【理学療法士全体】医療機関10.2%・介護業界18.8%
【労働者全体】20〜24歳なら男性29.1%・女性28.4%
→労働者全体が14.2%で医療・福祉業界も同様に14.2%のため、理学療法士の新人(20〜24歳)と想定しても、ある程度信頼性のある数値だと思います
離職率 | |
---|---|
理学療法士全体:医療機関/介護施設(2016年) | 10.2%/18.8% |
労働者全体(2020年) | 14.2% |
医療・福祉業界全体(2020年) | 14.2% |
20〜24歳 男性/女性労働者(2020年) | 29.1%/28.4% |
PT1年目で辞めたいなんて、人生詰む…もう終わりー
統計上、新人PT10人中3人は退職していることを考えれば、それほど珍しいことでは無さそうですよね
理学療法士として考えれば、10人いれば1〜2人は離職
新人PT1年目なら、20〜24歳を考えていると10人いれば3人位は辞めてしまう
→その分、辞めた人の人員補充したい職場はたくさんある。
PT1年目での退職・転職は過度に恐れすぎることは無いです
失敗もまた経験になる・挽回できるから
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士1年目であれば、20代前半の方が多いと思います。
20代前半であれば、リハビリ職種として他の職場に行っても、全く別の業種に転職するにしてもいくらでも挽回できます。
一時的に年収が下がったり、転職先がブラックだったりしても再就職・転職がしやすいからです。
ただし、なんとなく転職活動を始めたり、勢いで今の職場を辞めたりするのはお勧めできません。
自分の希望や辞める理由をはっきりさせてから行動に移してください!
そんな時には専門家の転職サイト/エージェントの利用も検討してみてください。無料で利用できて、情報を得やすいですよ。詳しく知りたい方は【【脱・社畜】リハビリ職種向け転職サイト・エージェントおすすめランキング】をどうぞ😁
こんな時は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士1年目でも辞めた方がいい場合
1年目で退職することは本当に不安が大きいと思います。でも、現状維持で耐えるばかりでは解決できない問題もあります。
- 給料を一気に上げたい
- ストレス(人間関係・業務量など)が限界
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士自体を辞めてもいいと思っている
場合には1年目でも退職を考えると良いかもしれません。
給料を一気に上げたい
リハ職(PT・OT・ST)の平均年収:426万5,400円(令和3年賃金構造基本統計調査:厚生労働省)(視能訓練士を含む)
であり、労働者平均よりも低い傾向にあります。もちろん、リハビリ職種として年収1,000万円を超える方がいるのは事実ですが、普通に働いていて大きく年収upすることは難しいのが現状です…
ストレス(人間関係・業務量など)が限界
人間関係や業務量が多すぎる、休めない、などストレスで限界を感じている場合は辞めることを考える必要があります。
- 退職
- 休職
- 転職
を考えてみてください。
ストレスが過剰な場合は現状から離れる必要があります。ただし、退職すると給料がゼロになり、今度はお金のストレスが増えるかもしれませんよね。そのため、休職や転職といった活動についても考える必要があります。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士自体を辞めてもいいと思っている
そもそも理学療法士・作業療法士・言語聴覚士自体に未練はないし、辞めたい場合には、退職について真剣に考えてみる必要があります。
国家資格を取るほど勉強して、辛い実習も乗り越えてきたので、安易に辞めましょうとは言えません。ただし、他の職業の方に進みたい気持ちがあるのなら、辞める選択肢は出てきます。
ただ、その前に【『理学療法士(作業・言語) やめてよかった』の前に試すべき3つの行動|後悔する前に】を読んでもらえると嬉しいです。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士1年目で辞める時の注意点
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を1年目で辞める場合には数年働いた場合とは違う注意点があります。勢いで退職してしまうと後悔することになるかもしれません💦
1年目で退職するときの注意点は
- 失業手当はもらえない可能性が高い
- 退職理由を明確にする
失業手当はもらえない可能性が高い
1年目で退職した場合は退職して次の就職先が見つかるまでにもらえる失業手当(雇用保険;基本手当)がもらえない可能性が高いです。
失業手当とは雇用保険から支払われるものでその受給要件に
離職の日以前2年間に、被保険者期間(※補足2)が通算して12か月以上あること。
ハローワーク;雇用保険 基本手当てについて
つまり、12ヶ月以上働いた実績がないともらえないので、1年目で退職する場合はいわゆる失業手当はもらえない可能性が高いので、退職前にハローワークに問い合わせることをお勧めします。
1年目での退職は経済的な問題もあるので、転職先が決まっていない状況での退職はリスクが高いです。そのため、在職しながら転職活動するのがお勧め。
退職理由を明確にしておく
なぜ自分はやめたくなったのかはっきりさせておきましょう。
退職理由がはっきりしていない状況で退職してしまうと、また同じことを繰り返してしまう…
そのほかにも採用試験でなぜ1年目で辞めたのかを聞かれることがあります。
採用試験では現状の不満をありのままに伝えるのはあまり印象がよくありません。なぜなら、転職してきてもまた不満を言うんじゃないかと思われるから。前向きな理由、今の職場でしか叶えられない希望などを伝えるとよいですね。
1年目(新人)理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の退職までの時間稼ぎをしたい場合は?
よし、わかった。
とりあえず、転職(or今の職場に残るor休養)したいけど、まだ転職先が全然決まって無いけど大丈夫?
新人PTさんには転職はしたいけど、どうしたらいいのか分からない、お金の不安から辞められない方も多いと思います
貯金も無いし、すぐに辞めたいけど辞めるのも不安なんです
- 在職しながら転職活動するため
- ボーナスを貰ってから辞めたい
- 年度末じゃないと辞められない(法律上はそんなことありません)
といって、すぐには辞められない方の対処法をお伝えしていきます
検討することは
- 法人・職場内で異動は可能か
- 年次有給休暇を可能な範囲で使用する
- ボーナスのため or 12ヶ月働ければ求職者給付(失業手当)がもらえる
法人・職場内で異動は可能か
法人内異動や職場内でチームや病棟専従などある場合には異動の希望を伝えることで環境がガラッと変わる場合もあります
例えば、病院内に急性期チームと回復期チームなどあれば、異動希望を伝えてみることも検討の1つになると思います
異動希望してもすぐに異動できるかは職場によりますが、人間関係が変われば、大きく変わる可能性もあります
知人にこんな人がいました…同じ病院内で担当病棟が変わっただけで
病棟変わったら、毎日定時で帰れて別の病院に行ったみたいです!
私も前の職場では比較的ですが、急性期担当は残業代が出る・回復期は残業申請めっちゃしづらい…がありました…
『辞めたい』と思っているのであれば、思い切って異動希望出してみて、それから改めて転職するのか考えるのもアリです!
年次有給休暇を可能な範囲で使用する
現在は年間5日間の年次有給休暇取得が義務付けられています。
ただし、最低5日間であって、積極的に有休を利用して自分の身体・精神を守りましょう。
労働基準法が改正され、平成31年4月より、使用者は、法定の年次有給休暇が10日以上の全ての労働者に対し、毎年5日間、年次有給休暇を取得させることが必要となりました。
厚生労働省:年次有給休暇取得促進特設サイト
概ね正社員で採用されていれば1年目から年間20日間の有休が付いている方も多いと思います
月1回のチートデイ(休む日)を計画的に作ることを計画しましょう
実際にはめっちゃ有休とか使いづらいわー
ってなる職場も多いですよね…
私も前は希望の有休なんて年に0〜1日でしたね…
今の私の場合は
- 事前に有給休暇希望を提出する
- なるべく他スタッフと被らないようにする
- 場合によっては理由を添える→本来、有給取得に理由を伝える必要はありません
などを駆使して、毎年20日間を使い切っています
毎年有休を捨てている方は、まずは次のシフトで有休希望1日だけ出してみませんか?
ボーナスのため or 12ヶ月働ければ求職者給付(失業手当)がもらえる
おすすめはしませんが…ボーナスもらうまでや1年など期限を決めて
「あと、数ヶ月…」と耐え忍びます
部署異動とか、有給休暇を取るとか、絶対無理!
と思う新人PT・OT・STさんは多いですよね?
いつまで続くか分からない状況で耐えるのは辛いですが、期限付きだと少し耐えられた経験はありませんか?
基本的には転職活動は『在職中に』するのをおすすめ
その際にもう少しで働いて1年経ちそうであれば、12ヶ月勤務した実績を作るのも1つです
求職者給付とはいわゆる失業手当のことです
・雇用保険の基本手当の受給資格は、原則として、離職前2年間に被保険者期間が12か月以上
・会社を自己都合で退職した場合、雇用保険(基本手当)の受給手続日から原則として7日経過した日の翌日から3か月間雇用保険(基本手当)を受給できない期間があり、これを「給付制限」といいます
・自己都合の場合は90日間分の手当
Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~:厚生労働省から一部抜粋
退職後3ヶ月は無給になります(自己都合の場合)…その後に支給されるので。
最低限の貯金や親に頼るなど、3ヶ月間は生活できるように考えておく必要があります。
実際に勤務1年で失業手当をもらう際には、本当に自分がもらえるのか、近くのハローワーク(厚生労働省)に確認してみて下さい。
12ヶ月の勤務していた実績の解釈や他の条件などあるかもしれませんので、ご自身でも確認お願いいたします。
- 次のボーナスをもらうまで
- 求職者給付(失業手当)をもらうまで
は今の職場で耐え忍ぶのも、一つの手段。その間に次の行動を取る準備が出来ると、更にGOODです
【簡単5ステップで解説】もう無理!1年目だけど辞めたい理学療法士ならどう行動していくか
- ステップ①:1年目で辞めたい理由をはっきりさせる
- ステップ②:理学療法士自体を辞めたいと思っているか
- ステップ③:【転職】【現状維持or異動】【休養】で辞めたいを解決出来るか
- ステップ④:スケジュールを考える
- ステップ⑤:1年目でも【転職活動】【現状維持or異動】【休養】に向けて行動を始める
でも、実際に1年目に辞める人ってどのくらいいる?
【理学療法士全体】医療機関10.2%・介護業界18.8%
【労働者全体】20〜24歳なら男性29.1%・女性28.4%
→労働者全体が14.2%で医療・福祉業界も同様に14.2%のため、理学療法士の新人(20〜24歳)と想定しても、ある程度信頼性のある数値だと思います
データ元:【厚生労働省:令和2年(2020年)雇用動向調査】・【厚生労働省:日本理学療法士協会;平成28年(2016年)医療従事者の受給に関する検討会】
理学療法士全体として考えれば、10人いれば1〜2人。
新人PTなら3人くらいは辞めています。
それほど、珍しいことではなさそうですね。
ただし、貯金があまりない・すぐに転職先が決まるか分からない、など新人だからこそ感じる不安もより一層大きいと思うので、『在職しながら転職活動』することをオススメします
1年目(新人)理学療法士の退職までの時間稼したい場合は
- 法人内・職場内で異動は可能か
- 年次有給休暇を可能な範囲で使用する
- ボーナスのためor12ヶ月働ければ求職者給付(失業手当)がもらえる
方法をお伝えしました
新人PT・OT・ST1年目で「辞めたい」と思っても、行動できない事も多いですよね
過度に恐れすぎる事はありませんが、勢いで退職してしまうとまたブラックな職場に再就職なんてこともあります
まずは『なぜ、自分は何が嫌で辞めたいのか?何を希望して辞めようとしているのか?』から考えてみて下さいね
直接聞いてみたいという方は、問い合わせページまたはTwitter(@PT_ethitoku)から気軽に声をかけて下さい😁
新人療法士さんがブラックな環境から、ホワイトな職場で働くことを願っています!
ここまで読んでいただきありがとうございました!