PT1年目だけど、転職って出来るの?
転職活動は学生の時でいいんだよね?
やっぱり一人でやるのが普通なの?
理学療法士(PT)・作業療法士(0T)・作業療法士(ST)1年目で辞めたくなって、転職したいけど、どうしたらいいか?不安になりますよね
学生の時はなんとなく、通える範囲の病院、知名度のある病院で選んだけど、今回の転職も同じでいいの?
残念ですが、学生の時の同じようにするとまた同じブラックな職場へ再就職になります…
1年目で転職するなら、ホワイト職場へ転職するために対策をしていく必要があります
私は長時間労働・先輩からのストレスでPT2年目で職場でぶっ倒れました…
今は残業1〜2時間でホワイトな職場でぬくぬく働いています
PT・OT・ST1年目で転職活動を始めるにあたって、
- 転職以外の道はあるのか?
- 何に注意をすればいいのか?
- 何を基準に転職・就職先を決めたらいいのか?
チェックポイントを確認していきます
5つのチェックリストを軸に1年目PT・OT・STで失敗しない転職・転職しない事も含めて、判断出来るようになります
- 給料
- 業務量
- 人間関係
- 職場内or法人内で異動は可能か
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の適性をもう一度考える
今の職場で辞めたくなった理由を回避でき、ホワイトな職場で働き、心機一転PT人生を前にすすめると嬉しいです
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士1年目で転職は十分に可能です!5項目で確認
PT・OT・ST1年目で転職したいと思った理由はなんですか?
なんとなく、嫌になった
思っていたのと違った
理由がはっきりしない転職はめちゃめちゃ危険です
多分、また辞めたくなります
次の5項目をそれぞれ深堀りしながら、転職するべきかも含めて考えていきましょう
- 給料
- 業務量
- 人間関係
- 職場内or法人内で異動は可能か
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の適性をもう一度考える
1年目転職確認ポイント①給料
給料が低いことが辞めたい原因、または給料upを求めての転職です
学生時代の就職活動では年収について真剣に考えましたか?
私は大して、考えず、なんとなくで決めていました…
リハ職は一般的に見ても給料は安いです…
理学療法士の平均年収:約418.9万円(令和2年賃金構造基本統計調査:厚生労働省)※(作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士を含む)
全労働者平均:約433万円(令和2年民間給与実態統計調査:国税庁)
とリハ職は平均より低いです
著者20代のリアルな給料を知りたい方は【筆者実例】理学療法士20代の給料リアル…手取り月給は17万円を参考にしてみて下さい
じゃあ、新人療法士で給料upは無理ってこと?
1年目で転職すれば、年収数十万〜100万upなら可能性はあります
年収ベースで求人票などから高給な職場をピックアップしてみましょう
また、都道府県によっても違い、特に首都圏では年収が高いです
詳細については【2021年最新】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の平均年収は?安いって本当?から確認してください
実際に私(地方)と首都圏の友人では1年目の年収が100万ほど違い、同じ地方勤務の友人とは年収30万ほどの差がありました
求人票の金額はモデルケースで書いている場合もあるので、自分だったら【年収】いくらなのかを計算してみましょう
月の給料は多くても、ボーナスが少なくて、結局年収としては下がる場合もあります
自分の満足のいく給料はいくらなのか、求人票などから相場を知ることから始めましょう
1年目転職確認ポイント②業務量
残業が多い、休日が少ないなど、業務量が多い・多忙で辞めたくなっていますか?
- 1年目で早々に担当患者が増る
- 治療プログラムを決める
- 上司・先輩からの指導
- カルテ・サマリー記載
- 自己研鑽とういう名の研究の強制
- 職場内の講義準備
- 雑務
などなど上げればキリがありませんよね
業務量が多すぎるのであれば、まずは上司・先輩に相談して業務量の調整をしてもらいましょう
転職活動するなら、求人票等で【平均残業時間】を確認しましょう
1年目転職確認ポイント③人間関係
転職理由として人間関係の悩みが最も多いのではないでしょうか?
PT・OT・STでは学生指導の延長線上で上司・先輩からの指導があったり、経験年数がはっきりしているので上下関係が生まれやすいんですよね
そのため、パワハラが横行しやすい…
新人時代は嫌と言えず、業務前・業務後・休日まで勉強会への半強制参加があったり、嫌な先輩から指導と言う名の粘着質な問い詰めが日常化していました…
思い出したら、嫌な気分になってきた…
でも、転職しても人間関係なんて分からないでしょ?
確かに分からないことが多いです
どんな職場にも嫌な人の1人や2人くらいはいますね
転職するなら、【離職率】を確認してみましょう
給料と人間関係が原因で転職する方が多いので、
給料が普通・高いのに、離職率が高い場合は要注意です
求人票からはなかなか分からないことが殆どなので、【転職サイト・エージェント】から情報をとってもらいましょう
1年目転職確認ポイント④職場内or法人内で異動は可能か
4つ目のポイントは、今の職場または転職先候補で職場内or法人内異動できるのか?を確認しておきましょう
ポイント②・③でも触れましたが、
【業務量】と【人間関係】が嫌になった場合に避難できる場合があるからです
同じ病院内で担当病棟が変わった毎日長時間労働していた友人に会った時に
別の病院に行ったみたいー!毎日、定時で帰れて最高!
本当に環境が劇的に変わる場合もあります
法人内では病院か、施設か、で全く状況は違いますし、
同じ職場内でも担当部署が変わると、上司・先輩・同僚など人間関係が変われば、合う・合わないの問題で大きく変化することもありますよ
辞めたいと思った時に、すぐに転職先が見つかるかはわかりませんし、特に1年目で初めての転職活動ならなおさら大変です
そのため、職場内or法人内での異動が出来るなら利用して、それでもダメなら本当に退職をするので遅くないと思います
1年目転職確認ポイント⑤PT・OT・STへの適性は?
転職したいと思った原因が職場・人間関係なら転職で解決出来ます
ただし、リハ職(PT・OT・ST)自体を辞めたいなら、異業種への転職が候補となります
今までの確認ポイント①〜④をもう一度考えてみて、本当にPT・OT・ST自体を辞めたい?
まずは自問自答して、よく考えてみましょう
私も新人時代(PT2年目でした)に、辛すぎて建築営業職に転職活動をしたことがありました
実際には転職せずにそのままPTを続けている訳ですが、実際に他業種への転職活動をしてみるのも良いと思います
実際に考えてみると段々、自分に合ったことが見えてくると思います
理学療法士1年目で転職がアリな理由
新人PT・OT・STの退職率は割と高いので、転職先としても採用ニーズはあります
ただし、「すぐに辞めてしまうのではないか?」と思われやすいので、【長期間働く意思】を伝えていけば、1年目療法士でも転職は十分に可能です
理由をそれぞれ深ぼっていきましょう
新人の離職率は10人中3人!?
統計データからの予想にはなりますが、
新人PT・OT・STの離職率は10人中3人くらい
【理学療法士全体】医療機関10.2%・介護業界18.8%【日本理学療法士協会;平成28年(2016年)医療従事者の受給に関する検討会】
【労働者全体】20〜24歳なら男性29.1%・女性28.4%【厚生労働省:令和2年雇用動向調査】
→労働者全体14.2%で医療・福祉業界も同様に14.2%のため、理学療法士の新人(20〜24歳)と想定しても、ある程度信頼性のある数値だと思います
離職率 | |
---|---|
理学療法士全体:医療機関/介護施設(2016年) | 10.2%/18.8% |
労働者全体(2020年) | 14.2% |
医療・福祉業界全体(2020年) | 14.2% |
20〜24歳 男性/女性労働者(2020年) | 29.1%/28.4% |
新人の10人中3人と考えれば、それほど珍しい訳ではありません
つまり、職場としては辞めた人の穴を誰か来てほしいと思っているはずです
国家試験に落ちた療法士の補充が必要
2022年の国家試験:受験日2月20日、合格発表3月23日でした
受験生の皆さん、お疲れさまでした
しかし、毎年残念ながら不合格となってしまう方は一定数いて、不合格となった方は内定取消となるケースがあります
- 令和3年度:79.0%
- 令和2年度:86.0%
- 令和元年度:86.0%
合格発表が3月末ですので、
内定は決まっていたけど療法士として採用出来なかった…
新卒入社予定の方がいなくなってしまう訳ですので、1年目PT・OT・STの方の転職はアリってことです
経年年数が浅いと職場としても教育しやすい
1年目のPT・OT・STは、転職してきても転職先の方法で指導しやすいため、採用の可能性は十分にあります
ベテランは採用しづらい
経験年数が増えてくると、PT・OT・STとしての考え方がはっきりしてきます
職場全体の方針や治療内容について、ローカルルールなど指導しづらくなるんですよね💦
勿論、実績があってベテランが採用される場合もあります
しかし、一般的には新人の方が人員補充する際に採用されやすい傾向にあります
1年目だからこそ使える3つの方法で失敗しない転職する
1年目だからこそ有利に進められる転職方法があります
- 卒業校へ相談
- 友人・先輩に相談
- 転職サイト・エージェントを利用
1年目だからこそ、使いやすい転職方法がありますので、それぞれ深ぼっていきましょう
卒業校へ相談
卒業校に相談できることが、1年目転職の最大のメリットです
卒業校の先生達と、今でも連絡を取り合っていますか?
私は卒業以来の10年間で一度もありません
学生だった頃は毎日会っていたのに、就職するとぱったりと会わなくなってしまいます
ただし、1年目ならまた連絡を取るハードルが低いと思います
5年ぶりに突然、転職について相談するのは結構ハードル高いですよね?
1年くらいなら、まだ行ける
担任の先生の卒業校に在職しているかも分かりませんしね…
なんで、卒業校の先生と連絡取る必要ある?
なぜなら、採用経路として卒業校からの紹介による入職が51.5%と最も多く、半分以上という結果だったからです【令和元年:厚生労働省;医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査】
新卒採用が最も多いためにパーセンテージも上がることが要因として考えられます
半分以上!?学校からの紹介による採用なんだね💦
まだ卒業間もない1年目だからこそ、今度は失敗を繰り返さないように自分の希望を伝えた上で卒業校の先生に相談することで成功率を高めましょう
②友人・先輩に相談
卒業間もない1年目だからこそ、友人や先輩に幅広く相談しましょう
卒業から時間が経てば経つほど、学生時代の人間関係が薄くなってしまいます
思い出してみて下さい
高校時代にそこそこ仲が良かった人で今すぐに連絡が取れる人は何人いますか?
連絡先は知っていても、急に連絡取るのは結構ハードル高くないですか?
1年目だからこそ、幅広くPT(OT・ST)の友人・先輩に連絡して情報をもらいましょう
実際に働いている人からもらう情報以上に有益な情報はありませんよ
だって、給料・残業・人間関係など大抵の情報はリアルにもらえるので
ただし、その友人・先輩と一緒に働くとなると、毎日会うので関係性などによっては気まずい感じにならないか、注意が必要ですね
③転職サイト・エージェントを利用
転職サイト・エージェントを利用していきます
求人情報となるとハローワークなどありますが、今ではネット調べられるのでハローワークと併用して転職サイト・エージェントの利用が必要となってきます
無料で会員登録することで見られる非公開求人というハローワークなどには掲載していない求人情報を紹介してもらえることがあります
えー、でも転職サイトとかめんどくさそう
確かに転職サイト・エージェントの方と連絡を取る必要はあります
転職サイト・エージェントは全て【無料】で利用できます
本当に面倒くさい、担当と合わなければ、無料なので止めてもデメリットはありません
初めての転職活動で、求人情報(非公開求人含む)、転職先を選ぶ判断基準や給料の相場、面接対策などなど利用価値があるので検討しましょう
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は1年目で転職しても大丈夫です!転職するなら同じ失敗を繰り返さないように
1年目の理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)でも転職することは可能です
辛くても、耐えるのしか無いのかな?
では、どこかで限界が来て倒れます…(2年目に職場で倒れました💦)
ただし、勢いに任せて退職!転職する!では、また同じ失敗の繰り返しとなります💦
- 給料
- 業務量
- 人間関係
- 職場内or法人内で異動は可能か
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の適性をもう一度考える
5つのポイントを抑えながら、次の就職先を見極めていきましょう
でも、1年目で辞めても再就職先は実際にあるの?
不安になりますよね
- 新人療法士が転職する確率は10人中3人くらいいる
- 国家試験に不合格になった療法士の補充のため
- 経験年数が若いほうが指導しやすい
- ベテランは採用しづらい
よし、じゃあ何をしていけばいいの?
1年目だからこそ使える転職テクニックがあります!
- 卒業校に相談
- 友人・先輩に相談
- 転職サイト・エージェントの利用
1年目のメリットを最大限利用しましょう!
あわせて、詳細な転職活動の流れについては【【まとめ】理学療法士が在職しながらホワイト職場に転職成功するための5つのポイント】も見てください
1年目は学生から社会人となり、分からないことだらけで給料も低く、辞めたくなりやすいです
なんとなーく辞めて、なんとなーく転職活動してしまうと同じことの繰り返しになりますので5つのチェックポイントなど確認しながらより良いPT・OT・STに進んでほしいと思っています
1年目で本当に辞めるべきなのか、悩みますよね
1年目で辞めたいと思った時の対処法は【【簡単5ステップで解決】もう無理!1年目(新人)だけど辞めたい理学療法士です…どうしたらいい?】も読んでみて下さい
ただ耐え忍ぶだけでは、私のように2年目に職場でぶっ倒れるようなことにならないように
1年目で辛いと思っている方が少しでも楽になってくれる、参考にしてくれると嬉しいです
おすすめの転職サイトは下に詳細記事を貼ってありますので、参考までに見てみてください